25日に岩手県滝沢市で行われた握手会イベントでメンバーとスタッフ3人が男に切りつけられ負傷した事件で、被害にあったAKB48川栄李奈(19)入山杏奈(18)と同じレーン(列)にいた大島涼花(15)が、28日午前、交流サイト「グーグルプラス」を更新し、コメントした。

 大島涼は「こんにちは。今回はご心配とご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません」とあいさつ。事件現場に「あの日私が見てしまった光景の(は)一生忘れないものとなってしまいました。今はだいぶ落ち着いていますが、ずっと緊張が張り詰めた状態での生活です」と悲痛な思いを明かした。そして「早く2人に会いたいな」と、組閣前は同じチームにも所属した先輩への思いもつづった。

 また、同日に隣のレーンで握手会に応じていた高橋朱里(16)もこの日早朝にグーグルプラスを更新。事件直後の現場を目撃したといい「川栄さんとあんにん(入山))さんが一瞬誰なのか分からなかったんだよ。目にした光景、音、匂い。非現実的過ぎて、あまりにもショック過ぎて、だから鮮明に覚えていて、頭から離れません」と生々しい現場だったことを明かした。「早く元気な姿が見たいとか、早く前みたいな笑顔が見たいとか、そんな事は言えません。川栄さんとあんにんさんが生きてる、これだけで十分です」と思いやった。

 事件は25日午後4時55分ごろ発生。握手会会場第6レーンのテント内で入り口近くにいた川栄、入山の順に襲われた。守ろうとした20代男性スタッフも左手にけがをした。同じレーンで握手していた大島涼、倉持明日香、高城亜樹にけがなどはなかった。