SKE48松井玲奈が27日、名古屋のSKE48劇場で行われた自身の23歳の生誕祭(誕生日イベント)公演で、卒業発表のサプライズをしてファンを驚かせた。

 アンコールに流れた映像で、「6年間、SKE48として活動し、個人の仕事も充実して、やり残したことはないと思い、卒業を決意しました」とスピーチ。涙ながらに語る真剣な雰囲気だったが、他のメンバーが「22歳からの卒業です!」とオチを明かすと、会場に安堵(あんど)の声が漏れた。

 サプライズは松井玲自身の発案だったが、ファンのサプライズの反応に申し訳なく思ったのか、「心苦しくなりました。悪趣味なことをしてすみませんでした」と、ステージ上で土下座した。「最初はおもしろ半分だったんですけど、実際に撮ってみて、SKEを離れることや、みなさんと会えなくなることを考えると、すごく大きくてつらいことなんだなと感じました」。

 セレモニーでは、松井珠理奈(17)がサプライズで登場した。「玲奈ちゃんというライバルいるから今の私がいる。玲奈ちゃんがつらいときは支えます」と手紙を読み上げると、なぜか須田亜香里(22)が「珠理奈さん、いい手紙ですね。2人ともいい関係です」と感動で泣きだした。

 ライバルからの頼もしいメッセージに、松井玲は「まだ満足はしていないので、メンバー、ファンのみなさんと頑張っていきたいです」と活動続行を宣言し、ファンを喜ばせていた。