本木雅弘(42)と広末涼子(28)が共演した映画「おくりびと」(滝田洋二郎監督、9月13日公開)が今秋、各国の大規模な映画祭に連続して出品されることが21日、分かった。1カ月半の間に北米最大規模のモントリオール映画祭、中国最大規模の金鶏賞、韓国の釜山映画祭で上映される。この日、撮影ロケ地だった山形県内で試写会が行われ、出演者らが舞台あいさつに立ち、感謝の気持ちを伝えた。

 1カ月半の短期間で3つの大規模な映画祭に出品されるのは異例のこと。配給の松竹によると、5月のカンヌ映画祭をはじめ、各映画祭で映画を買い付けるバイヤー向け上映の好反響が、連続出品につながったという。その皮切りとなるモントリオール映画祭(21日開幕)は北米最大規模の映画祭。「おくりびと」はグランプリを競うコンペティション部門に選ばれた。