映画「剣岳

 点の記」(木村大作監督)の撮影の模様を記録したドキュメンタリー映画「剣岳

 撮影の記

 ~標高3000m、激闘の873日~」(大沢嘉工監督、公開中)の公開記念イベントが16日、新宿・バルト9で行われ、木村監督(70)が出席した。

 撮影風景を撮影した、いわば監督自身が主演の「撮影の記」。大沢監督に対しては「どなっている場面ばかりだから少し直せよって言ったんだけれど、若いのにオレの言うこと聞かないんだよ」とこぼすと、司会のフジテレビ笠井信輔アナから「木村監督にそっくりじゃないですか」と突っ込まれた。

 イベントに参加していた就職活動中の女子学生から好きなことをやり続ける秘訣(ひけつ)を聞かれると、「『風に吹かれて気の向くままに』というのが僕の人生訓。でも自分の気が向いたらとにかく一生懸命やる。もがき続けなくちゃいけない」と説いた。