俳優仲代達矢(77)が11日、都内で主演映画「春との旅」(小林政広監督、22日公開)の試写会の舞台あいさつを行った。今後の生き方を問う作品テーマにちなみ「人間とは何か。生きるとは何か。今後も命ある限り、俳優として追及したい」と力を込めた。
9日に誕生日を迎えた共演の徳永えり(22)にサプライズで花束を渡し、抱き締めた。「初志を貫いて、志を高く、女優として一級品になって」とエール。徳永は涙目になり「びっくりしました。仲代さんのようなすてきな役者になりたい」と、意欲を新たにしていた。
小林監督は、約1100人の観衆で満員になった客席をながめ、複雑な表情。「昨年12月からずっと試写をやっているんですけど、公開前にこんなにお客さんに見せていいのでしょうか。それもタダで」とボヤき、笑いを誘った。今後について「1人でもお客さんに見ていただければ、次の映画を撮るチャンスができます。皆さんのお気持ち次第」と、有料で観賞してほしいという本音を漂わせた。



