俳優小栗旬(25)が米人気アニメ映画「HIGHLANDER

 ディレクターズ・カット版」(今夏公開)で、不老不死の男コリンの声を務める。愛する女性を殺され、2000年以上にわたって復讐(ふくしゅう)の旅を続ける、首を切られないと死なない男を描くアクション作品。米国でテレビシリーズ化され、英国ではショーン・コネリー出演で実写版が製作されるなど、各国で広く知られている。

 米国で製作されたが、川尻善昭(55)監督がメガホンを執った“逆輸入映画”でもある。川尻監督は「妖獣都市」「VAMPIRE

 HUNTER

 D」などを手掛け、海外でもファンが多い。大ヒット映画「マトリックス」シリーズの監督、ウォシャウスキー兄弟からも高く評価され、同映画から派生したオムニバスアニメ「アニマトリックス」(03年)の監督も務めた。川尻監督は小栗について「不死者の主人公の切なさや孤独、自分を見失ったいらだちを自然な芝居で表現してくれる役者」と評価している。

 小栗はアニメファンで、映画「どうぶつの森」「サーフズ・アップ」など声優も多く務めており「『VAMPIRE-』が好きで、川尻作品に出てみたかった。純粋なアニメファンなので、アニメに参加できるだけでうれしい」と話している。28日に東京国際アニメフェアで製作発表を行う。