木村拓哉(35)主演のヒット映画「武士の一分」(山田洋次監督)が9月5日から米ロサンゼルスで公開される。タイトルは夫婦愛と武士の一分を表す「Love

 and

 Honor」。ハワイ、NYなど全米十数都市で先に公開された同作が、満を持してハリウッドで上映される。地元メディア向けに行われた試写会後の質疑応答では「邦題と英語タイトルの意味の違い」などを熱心に質問する記者の姿もあり、注目度は高い。公開に合わせてLAタイムズ紙など複数の米メディアが、映画評などの掲載を予定しているほどだ。

 主演映画が初めて全米公開される木村は「常に前を向いていたいと思う。明日の自分にどこか期待している自分もいるし、明日の仕事の現場があるというのが現在の幸せにつながっている」。現時点では北米19都市での公開が決定。さらに交渉中の劇場もあり、今後も上映都市が増える可能性もある。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)