女優剛力彩芽(22)が、異色の連続ドラマでユニークなキャラクターを演じることが26日、分かった。テレビ朝日系金曜ナイトドラマ「天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-」(4月スタート、金曜午後11時15分)で主演を務める。演じるのは、人を疑うことを知らない天使のような性格の新人警察官、蒔田ヒカリ。人の裏の顔を見抜くことができず、肝心なところで容疑者にだまされるミスを繰り返し、捜査1課から未解決事件資料室に追いやられてしまう。そこで出会った渡部篤郎(46)演じる悪徳弁護士の茶島龍之介は未解決事件匿名交渉課の一員。2人がコンビを組み、司法取引で未解決事件の真相に迫っていく。茶島は人を信じることができない男。正反対の性格のでこぼこコンビの活躍が作品の見どころとなりそうだ。

 2人は13年TBS系「クロコーチ」以来2度目の共演だが、本格的に芝居で絡むのは初めて。剛力は「今回は密にご一緒できるのですごく楽しみ。間近で見て、盗めるものは全て盗みたい」と話す。渡部は「見た感じのバランスはとても悪いと思うので、それが脚本に生かされれば。どちらかといえば、剛力さんにリードしてもらおうかなと思ってます」。山田兼司プロデューサーは「異色のバディ」と期待を寄せている。

 天使=蒔田、悪魔=茶島という図式だが、天使に潜む1%の悪魔、悪魔に潜む1%の天使も掘り下げていく。剛力は「人を疑わないってすごい。なかなかそういう人はいないですが、それが天使といえばそうかな…とも思います」と話している。