第36回松尾芸能賞の贈呈式が27日、都内で行われ、大賞は歌手五木ひろし(67)が受賞した。五木は「経験を重ねて、大賞を手にできたのは最高の喜びですし、幸せです」と話した。

 また、松尾芸能振興財団の初代理事長で、大阪・新歌舞伎座の創業者、故松尾国三さんが、40年近く前に座長公演をやらないかと声を掛けてくれたと明かし、「天国から『よく頑張ったな、よく続けてきたね』という声が聞こえる、そんな気がします。やっと認めてもらえたのかな」と感慨深げだった。

 ほかに、優秀賞は室井滋、井上芳雄、新人賞は中村七之助、特別賞は戸田奈津子氏。