お笑いコンビのタカアンドトシが1日、東京・赤坂のTBSで行われた同社の入社式にサプライズ登壇した。タカトシが4月からTBSのゴールデン帯で初のレギュラーMCを務めることから、「TBS1年目」つながりで出席した。

 タカ(38)は「同期といっても俺たちは芸歴20年。お前らと一緒にされたくない」と、いきなり新入社員29人に敵意をむき出した。しかし、トシ(38)から「将来プロデューサーとかになられる方たちだぞ」とたしなめられると、「よろしくお願いします」と頭を下げていた。

 新入社員29人は、バラエティーに富んだ顔触れがそろった。スキー・ジャンプ女子の高梨沙羅の兄、高梨寛大さんは、自身も明大スキー部でジャンプ競技をしていた。「(3月)21日までジャンプをしてました。スポーツ局の部長になりたい」と夢を語ると、タカから「沙羅ちゃんを利用すればなれますね」とジョークが飛んだ。

 アナウンサー採用は宇内(うない)梨沙さん(23)、上村彩子さん(かみむら・さえこ=22)の2人だった。昨年のミス慶応にも輝いた宇内さんは、タカトシに「テレビで気を付けていることは何ですか?」と質問。すると、タカは「まず滑舌よく物事を伝えるのがアナウンサーの仕事じゃないですか。だから、芸人の枠に入ってきてほしくない。たまに芸人よりうまいアナウンサーがいるから」と、アドバイスついでに切実な思いを打ち明けた。