元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(49)が19日、フジテレビ系「ワイドナショー」に出演。野球解説者の張本勲氏(74)がテレビ番組でJ2横浜のFWカズ(三浦知良=48)に対し、引退勧告をした件について、「公共の電波ですから・・・何でも言っていいとは限らない」と“苦言”を呈した。

 この話題について、意見を求められた長嶋は苦笑いし、しばらく考え込んだ末に「カズ選手が大人の対応以上のことをした」と、カズが張本氏の発言を「激励」だと発言した対応を称賛。「張本さんの発言を100%ポジティブに捉えたんだと思う」と主張した。続けて「カズ選手は100%自分の為に言ってくれたと思い込んでいる。我々なら“カチン”と来ますよ」と持論を明かした。

 MCを務めるお笑いタレントの東野幸治(47)から「一茂さんもかなり張本さんにはバッシングをされた」と水を向けられると「そうなんですよ」と苦笑い。ダウンタウンの松本人志(51)から「カチンと来た?」と突っ込まれ長嶋は「僕は来ませんよ」と否定。しかし、張本氏に現役時代に週刊誌で「この大ばか者、とっとと辞めろ」と書かれたことがあったことを明かした。

 また、長嶋は「張本さんを擁護する訳じゃないけど」と前置きし、「すごく苦労されている」といい、張本氏が幼少時の事故で右手の指が不自由の中、ハンディを克服し、日本プロ野球史上最多安打を記録した大打者であることを主張した。

 しかし、東野から改めて、今回の発言について問われた長嶋は「公共の電波ですから、誹謗中傷の類のことを何でも言っていいとは限らない・・・」と苦しそうに大先輩に“苦言”を呈した。