4月22日にバイク事故で死去した俳優萩原流行さん(享年62)の妻まゆ美さんが、事故捜査に進展があったことを19日、明かした。報道各社にコメントを発表した。

 このほど警察から連絡があり、来週に、警視庁事故捜査課から、今回の事故についての説明を受けることになったという。その際、まゆ美さんからも、萩原さんの事故当日の状況などの調書をとらせてほしい、と依頼されているという。

 事故時、萩原さんのオートバイは転倒後、警視庁の護送車と接触した。護送車の運転手の不注意が、萩原さんがオートバイごと転倒した原因になった可能性もある。まゆ美さんは、事故1カ月後の先月22日、都内で会見を行い、警察への不信感をあらわにしていた。この日は「先月の会見から一カ月近くたち、やっと動きがありました」とつづっている。

 また、まゆ美さんの代理人を務める堀内稔久弁護士はこの日、日刊スポーツの取材に応じた。「会見の後、新しい証拠も集まって来ている。まだ詳しくはお話しできませんが」と明かし、「来週、警察がどういう説明をしてくるかによって、対応を決めていきたい」と話した。先月の会見では「きちんと公正なやりとりをしてほしい。今は、捜査が非公正に行われている」と主張しており、民事・刑事の双方で警察を訴えることも示唆していたが、この日は「(訴えるかどうかは)まだ決まっていない」と答えた。