劇場版アニメ「進撃の巨人 後編~自由の翼~」(荒木哲郎監督)の初日舞台あいさつが27日、東京・新宿バルト9で行われ、声優を務めた梶裕貴ら、石川由依、井上麻里奈と荒木監督が登壇した。

 テレビアニメ版の14~25話を再編集し、新たなカットやせりふを吹き込んだ作品。エレンを演じた梶は「総集編でありながら、新規のカットもいくつかあるし、我々としては音声を新しく収録したところもある。『このシーンのせりふが変わったな』とか分かれば、かなりの進撃マニアですよ」と、「進撃」上級者に挑戦状を出した。

 ミカサの声を担当する石川は「アニメを放送してから2年以上がたった。原作から大人気の作品に声を当てるということに、最初は演じきれるだろうかとプレッシャーがあった。それから2年がたって、こうして劇場版があって、今は絶対に(他の声優に)ミカサを譲らないという思い」と熱く語った。すると、梶も「譲れないですよね。奪おうとする人は駆逐しますよ」と、エレンのせりふを引用して笑わせた。