2020年東京五輪・パラリンピックを応援する番組、テレビ朝日系「TOKYO応援宣言」(土曜深夜0時15分)に出演するスポーツキャスター松岡修造氏(47)が新コーナー「サキドル! TOKYO」を開始する。

 同コーナーは企業、学校、街、ボランティア、技術者、研究者など、20年へ向けたさまざまなプロジェクトを進めている分野を松岡氏が社会科見学するもの。29日にスタートする。

 第1回は福岡県にある九大の伊都(いと)キャンパスを訪問し、水素エネルギーについて学ぶ。同キャンパスは全体の3・4%の電力を水素エネルギーで補っているという。東京都が晴海の選手村を水素エネルギーで補う「水素タウン」にする計画を進めており、同キャンパスはお手本となる「サキドリ」だった。九大の水素研究の第一人者・佐々木一成教授とともに水素カーに乗るなどした。

 松岡氏は「今は人を応援することが生きがい。視聴者の方も『まだまだ』という認識でしょう。でも、そこが1番のポイントで『そうじゃない。すぐそこにある。1日1日を大事にしていかないと』と伝えたい。今回、取材した佐々木教授の取り組んでいることはアスリートだけじゃない、もう1つの戦い。これからもさまざまなところに行き、5年後に向けての宣言を聞きだして、応援していきたい」と意気込んだ。