HIVを告白したチャーリー・シーン(50)がセックスパートナーの1人に口止め料として1000万ドル(約12億円)を支払ったと、11年にビバリーヒルズにあるシーンの邸でもう1人の女性も含む3人で性交渉を持ったという女性の友人が、米情報サイトRadarOnlineに明かした。

 シーンがHIVに感染していることを女性が知ったのは、シーンがセックスの後、何気なく「バスルームからHIVの薬を持ってきて欲しい」と頼んだ時だったという。女性の友人によると、女性はシーンと12時間にわたりセックスに耽ったが、避妊具なしだったにも関わらず、シーンは事前にHIVについて明かさなかったらしい。女性は友人に、「その時すでに1年近く、彼と避妊具なしのセックスをし続けていた。その間、彼は少なくとも50人の女性たちと寝ていた」と語っており、シーンにHIVをうつされたと確信したことから巨額の口止め料を支払わせたようだ。

 シーンは17日、NBCテレビの朝の番組で、「セックスパートナーたち全員にHIVについて知らせたが、その中の何人かに脅され、何百万ドルものお金を払った」と明かした。しかし、ニューヨーク・タイムズ紙など複数のメディアは、口止め料として払った金額は総額1000万ドルを超えると報じている。

 シーンはインタビューで、「HIVと診断された後も、2人の女性たちと避妊具なしの性交渉を持ったが、彼女たちには事前に警告し、きちんと医師のケアも受けさせた」と語った。そのうちの1人アマンダ・ブルースさんが18日、米FOXテレビの「The Dr.Oz Show」に出演し、「彼とは7、8カ月間、親密な関係だった。最初は避妊具を使用していたが、恋人同士になると決めた時、使用しなくなった」と明かした。シーンの担当医師のナースでもあるブルースさんは当時、心からシーンと愛し合っていたため、お互いにHIVについてよく話し合った上で、避妊具なしで性交渉を持ったと語っている。(ニューヨーク=鹿目直子)