声優古川登志夫(69)が15日、都内で行われた文化放送定例社長会見にゲストとして出席した。ラジオドラマ特別番組「青山二丁目劇場スペシャル」(16日午後7時放送)内で、初めてラジオドラマ化される池井戸潤氏の短編小説「かばん屋の相続」に出演する。

 古川は「時の人の作品をやれて大変うれしい」と語った。声優としてはアニメ「うる星やつら」の諸星あたるや「ドラゴンボール」のピッコロの声を演じている。古川は「多岐にわたる声優の仕事の中で、ラジオドラマは映像の助けがないという意味で究極の声優の演技を発揮できる。ラジオドラマ大好き」と語った。

 来年7月には70歳になる。古川は「今まで20代の声を演じることが多く、老人役が少ない。今後は老人の声をやってみたい。いまさらながら守備範囲を広げたい」と抱負を述べた。