韓国5人組男性グループMYNAMEのリーダー、コヌ(27)が31日、東京・タワーレコード渋谷店で初のソロアルバム「I AM 27」の発売記念イベントを開いた。同名リード曲や母親への感謝の気持ちを表現した「MAMA」など、収録10曲中4曲を熱唱。約350人の観客に向けて美声を響かせ、感動して涙ぐむ女性ファンもいた。

 27歳になった前日30日に発売したこのアルバムについて、コヌは「20歳のころから『今後は何をしたいか』といろいろ考えて、27歳まで来た。幸せな時間もあったけど、心配や不安もある」と吐露。さまざまな複雑な思いをリード曲に込めたことを明かした。

 司会を担当したのは、同グループのメンバー、インス(27)。最初に登場し、客席を驚かせた。「他のメンバー3人は韓国に帰っていて、僕だけ何も仕事がなかった。ノーギャラです」と笑顔。「『MAMA』を聴いたら、すぐ涙が出た。メンバー4人も大好きな曲。コヌの大ファンになった。応援している」と熱く語った。しかしコヌに「気持ち悪いです」と一蹴され、「それもそうですね」と納得していた。

 イベント後の囲み取材で、コヌは前日30日のサッカーU-23アジア選手権決勝について言及。「テレビで見ました。日本と韓国はアジアの2強。両方ともリオデジャネイロ五輪に出るから、それだけでもすごい。五輪で頑張ってほしい」とエールを送った。