今秋スタートの次期NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」の脚本を務める人気脚本家の渡辺千穂氏(43)は、今年1月に女児を出産していたことが6日、分かった。

 この日、同ドラマのヒロインが芳根京子(19)に決まったと発表され、席上で三鬼一希チーフ・プロデューサー(46)が出産を明かした。

 渡辺氏は今年1月13日、今作の作品発表会見に臨月で出席し、近く、渡辺氏にとっての第1子を出産予定であることを明らかにしていた。

 三鬼CPによると、渡辺氏は1月に女児を無事、出産。2月下旬からはすでにドラマ脚本の打ち合わせをするなど、執筆活動は再開している。渡辺氏は出産後、ママになった変化からか「以前に書いていた脚本をこう書き直したいなどと言っている」と言い、三鬼CPは「そういう(気持ちの)変化はやっぱり、あるんじゃないでしょうか」とも話した。

 今作のヒロイン・すみれは、昭和初期、神戸の山の手で生まれた設定。刺繍(ししゅう)や縫い物、手芸が大好きで、会社経営の父のもとで、裕福な少女時代を送り、18歳でお見合い結婚。娘を授かり、幸せいっぱいの中、戦争で生活が激変する。戦後、子供服作りに精を出し、子供服の専門店を開くストーリー。