TBS武田信二社長が2日、都内の同局で定例会見を行った。24日の放送で平均視聴19・1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録するなど好調の連続ドラマ「99・9-刑事専門弁護士-」(日曜午後9時)について、番組無料放送サービスの民放公式テレビポータル「TVer(ティーバ)」の「影響を感じる」と分析した。

 TVerは、ドラマやバラエティー番組を放送終了後から約1週間にわたり視聴できるサービス。佐々木卓常務は「正式なデータはない」とした上で「見逃しのキャッチアップはかつてないほどの数字」とした。

 同局が東京・豊洲に新劇場「360°シアター StageAround TOKYO」を建設することも発表した。客席が回転し、周囲360度のステージで演劇やイベントなどを楽しむことができるという。武田社長は「総事業費は100億円前後で、TBSが60億前後を負担する事業になる。全社を挙げたプロジェクトとしてやっている。失敗が許されない事業だ」と力を込めた。