ゲスの極み乙女。のボーカル川谷絵音(27)との不倫疑惑が報じられたことで休業していたタレントのベッキー(32)が、13日放送のTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜午後8時57分)に出演することが決まったことが11日、分かった。復帰第1弾の仕事になる見込みで今日12日、同局が発表するとみられる。ベッキーはすでに、川谷の元妻へ直接謝罪していたことも分かった。

 ベッキーは先月30日、「金スマ」の一部収録に臨み、復帰に向け動きだしていた。関係者によると、番組のディレクターが茨城県に住み農業生活をするコーナー「ひとり農業」のロケに参加、中居らとトークしたとみられる。今月13日の同番組では、その収録映像などが放送される予定だ。このディレクターは11日、日刊スポーツの取材に対し「自分から言えることは何もありません」と答えた。

 また関係者によると、収録日前後には、ベッキー本人が川谷の元妻に謝罪を済ませていたことも分かった。その場に川谷はおらず、ベッキーと元妻が1対1で対面し、謝ったという。ベッキーは先月27日発売の「週刊文春」に掲載された同編集部へ宛てた手紙で、元妻への謝罪を強く希望していた。元妻が謝罪を受け入れたことで今回、復帰に向け避けられなかった“みそぎ”をクリア。今回の「金スマ」出演決定の大きな要因となったとみられる。

 ベッキーは2月5日、所属事務所がレギュラー番組の当面の出演見合わせを発表してから休業状態だった。その後、復帰へ向けた動きを水面下で進め、所属事務所はかつてレギュラー出演していた番組担当者らと協議を進めてきた。

 今月9日、川谷が一般女性との離婚成立を発表してから、ベッキー復帰に関する報道が過熱。このタイミングでの離婚発表は、ベッキーの所属事務所にとって想定外の出来事だった。復帰に対する批判の声が依然強いことも浮き彫りになり、同局としては放送する意向を固めていても、事態は流動的な要素も強かった。局内や関係者の間でも「すぐにでも復帰回を放送したい」という声や、「このタイミングは厳しいのでは」という意見も出た。

 それでも番組関係者や編成担当者らが打ち合わせや調整を進め、11日夜の段階では「13日放送」が決まった。依然として、放送延期などを含め事態が急変する可能性もゼロではないが、ベッキーがテレビへ戻ってくることが、いよいよ現実味を帯びてきた。

<ベッキー不倫騒動経過>

 ▼1月6日 翌7日発売「週刊文春」で川谷との不倫疑惑が報じられることが発覚したことからベッキーは釈明会見し、恋愛関係を否定。川谷はファクスで「親しい友人」。

 ▼同21日 「週刊文春」に釈明前日の5日に関係継続を疑わせるLINEのやりとりを行っていたと報じられる。

 ▼2月5日 ベッキーの所属事務所がレギュラー全番組について「1月30日をもって当面の間出演を見合わせていただくこととなりました」と発表。

 ▼4月27日 「週刊文春」にベッキーの直筆手紙が掲載。川谷への恋愛感情がないことなどを明言。