阿部サダヲ(46)が14日、都内で主演映画「殿、利息でござる!」(中村義洋監督)の初日舞台あいさつに登壇した。

 仙台藩を舞台に、ひなびた宿場町の復興を目指す庶民の知恵がクローズアップされた作品。阿部は、宿場町を救済するために命を懸ける主人公を演じた。原作は古文書「國恩記」につづられていた実話。「最初は本当に信じられなかった。子孫が、しゃべるなと伝えられてきたが、映画でそれを伝えてしまうという矛盾が面白い。(町の人に聞いたら)この町のためになるならとおっしゃった。さすがだなと思った」。

 ふんどし一丁で水を浴びるシーンがあり、「最初は酵素を飲み始めて、途中から水に変えて、3日ほどプチ断食をしました」。

 瑛太(33)妻夫木聡(35)竹内結子(36)千葉雄大(27)松田龍平(33)らも出席した。