NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の制作統括を務める、松川博敬チーフプロデューサー(50)が、5日までに都内で取材に応じた。
天下統一する豊臣秀吉(池松壮亮)と、その弟で主人公の秀長(仲野太賀)の物語。ただ6日放送の「最強のライバル」について、松川氏は「異色の家康が主役の回。家康が過去の人質時代からの苦難の日々を思い返す回」と、これまでの流れとは異なると予告した。
徳川家康(松下洸平)にスポットを当てた“異色の回”を放送する理由として同氏は、その後に描く小牧・長久手の戦いの存在の大きさを挙げた。「なぜこの回をつくったかというと、小牧・長久手の戦いという羽柴と徳川の大決戦があるのですが、松下洸平さんがそれまで演じてきた家康が熱くなるか。『これは丁寧に描かないといけないな』というのがあったので」と説明。これまで家康役の松下は、ひょうひょうとした性格で、何ごとにも客観的なキャラクターとして演じられてきた。その家康が、後に豊臣秀吉、秀長を名乗る羽柴秀吉、小一郎兄弟と正面から衝突することに、違和感のないよう、視聴者を納得させることが主な狙いという。
「家康は不遇の半生。ずっと我慢してきて、羽柴兄弟からのプレッシャーに対して、この回で立ち上がるというところが描かれます。『なるほど、松下さんが演じるひねくれた家康には、こういう過去があって、こういうキャラクターになったんだな』ということが分かりますし、いよいよ大決戦に立ち上がるというのも、大変納得のいく回になっています」。最強のライバルがクローズアップされ、いよいよ物語も佳境に入っていくことになる。



