15日放送のNHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治人工知能を探る」(総合、午後9時)の平均視聴率が7・4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが16日わかった。

 今話題の人工知能の驚異の進歩に将棋界の天才頭脳といわれる羽生善治がリポーターとして世界各地を取材した。人工知能が感情を持つことができるのか。

 グーグルの開発した「ディープラーニング」が自分で学びながら発達し、世界最強と言われる韓国人の棋士に圧勝するところは衝撃的。だが、暴走を始めるところも衝撃的。

 羽生が「そもそも人工知能そのものに倫理観はない」と指摘しているところは人間との関わり方の今後を示唆しているように感じた。