今月2日に心臓の冠動脈疾患で手術を受けていたタレント、関根勤(62)は28日、大阪市北区のMBSで、TBS系情報番組「サタデープラス」(土曜午前8時)に生出演し、検査後に医師から、心臓の状態は「全国の同じ62歳男性100人のうち、悪い方から4番目」と説明されていたことを明かした。

 関根は4月4日、番組メーン進行の小堺一機(60)とともに「心臓ドック」を受診。複数箇所に冠動脈狭窄(きょうさく)が見つかり、再検査を受けた。

 その際、医師から「62歳男性の(悪い方から)トップ4%」と言われ「今後、2~3年以内に心筋梗塞を発症する可能性が高い」と伝えられたといい、関根は手術、治療を即決したことを語った。

 動脈硬化を招く石灰プラークの量は、危険数値(400)を大きく超える「635」と診断されたといい、関根は「まさか…でした」と衝撃を正直に告白。

 「前触れもなかったし、酒も飲まない、タバコも吸わない、運動もしている、ゴルフも行くし、で、ベラベラしゃべって、たまに女の子に下ネタ言って、ね。そんな自分が、まさか、ですよ」と告知当時を振り返った。

 番組では、心臓の疾患の予兆について「<1>点ではなく、広範囲にわたる胸の痛み、<2>チクチクではなく押されるような圧迫感、<3>痛みは数分続き、その後、何事もなかったように収まる」などと、紹介されたが、関根は「3つとも、気がつかなかった。(予兆は)なかったと思う」と話した。

 ただ昨年、胸焼けと胃の痛みが続き、胃カメラなどの検査を受けたが、何も問題がなかったことを告白。スタジオに出演していた医師から「(予兆だった)可能性はありますね」と指摘された。

 また、関根が受けた「ステント手術」と呼ばれる手法は、2~3時間以内に処置が終わり、体への負担も少なく、その手術の模様も番組で放送。全身麻酔ではなかったため、処置の最中に、関根さんがしゃべっている様子もオンエア。術後すぐ歩いてトイレに行き、30分後には食事をとっていたことも流された。

 関根の娘、関根麻里は昨年11月に第1子を出産しており、関根は「孫の成人式、82歳まで生きたい」と話していただけに、この日、あらためて検査から手術、復帰を振り返り「今あらためて(VTRを)見て、ほんと危なかったんだね。ヘラヘラ笑ってる場合じゃなかった」と、安心したように笑って感想を口にした。

 また、手術後、娘が孫とともに見舞いに訪れ「左手が使えなかったので、右手で(孫を)抱いて、『82歳まで生きるからね』と言った」と話していた。