韓国の男性7人組ヒップホップグループ、防弾少年団が14日、東京・代々木第1体育館でアジアツアー「花様年華」最終公演を行った。

 オープニングで最新曲「RUN」のイントロが流れると、1万3000人のファンの大歓声が鳴り響いた。メンバーは「最高に盛り上がってください!」とあおりながら「DANGER」など25曲を披露。キレのあるダンスで沸かせた。

 今回のアジアツアーは、日本、韓国をはじめ、中国、マカオ、タイ、フィリピンなどアジア7カ国10都市14公演で14万4000人を動員。日本でも先月、大阪城ホール、名古屋・日本ガイシホールでそれぞれ2日間公演を行い、合計7万人を動員した。その最終公演とあって、メンバーもファンに感謝した。

 ボーカル担当のV(20)は「今日でツアーは終わりますが、また会いに来ます。だから浮気するなよ!」。JIN(23)は「本当に楽しかった。ここにいるアーミー(防弾少年団のファンのこと)は僕の宝物です。アーミーの薬指は、僕のもの」と甘い言葉で酔わせた。

 リーダーのラップモンスター(21)は、13年に行った日本デビュー前のライブ(東京・渋谷O-WEST)を振り返り「初めて東京に来たときは、(観客が)300人くらいでしたが、その時の応援の声が、ここにいるたくさんのアーミー(ファンのこと)になりました。この光を守っていきたいと思います。本当にありがとうございました」と話した。