NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合午前8時)の26日の平均視聴率が22・5%(関東地区)だったことが29日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの最高は8月17日で常子(高畑充希)が、かつて帝大生で常子にプロポーズした星野武蔵(坂口健太郎)と再会してしまうというドラマチックな展開。25・9%を記録した。最低は8月6日で、放送時間が変わったため、18%だった。

 26日の回は、常子は商品試験が一方で、生産者の生活を脅かす事態になっていることにショックを受け、ひきずりながら星野家を訪ねる。

 いつもより明るい振る舞いを見て、星野は「何かありましたか」と常子に尋ねる。星野は昔から辛いことがあるといつもより明るく振る舞う常子のクセを知っていた。

 常子は星野に商品試験のことを話し、悩んでいることを打ち明ける。

 すると星野は、息子が以前に電気釜で足をやけどした時のことを話した。消費者の生活を守り、生産者にも良い製品を作ってもらうために、常子らの商品試験の意味があるのだ、と。

 常子は星野の話に勇気づけられた。もう1度、トースターの抗議にきた中小企業を訪ねた。そして「商品試験は生産者のためでもある。どこのトースターも十分ではなかった。逆に改良の余地があるということだ」と社長に話す。社長は熱意に打たれ、良い製品を作ってやる、と決意する。商品試験の意義が伝わった、という回だった。