「YAWARA!」「MONSTER」「20世紀少年」など、大ヒット作を放っている漫画家、浦沢直樹氏(56)が25日、大阪南港ATC特設会場(大阪市住之江区)で、「浦沢直樹展 トーク&ライブ」イベントを開き、出版関係者の女性との不倫報道に対し「お騒がせしました」とコメントした。

 「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる -大阪の巻-」は26日からスタート。その前日にトーク&ライブを開き、終演後にはサイン会。イベントを終えた浦沢氏は、取材に対し「あ、いや…」と苦笑しながら、短く「お騒がせしました」とだけ口にした。

 この日は、ギターを手に、ボブ・ディランの楽曲を弾き語り。ギター演奏の合間に、場所を移して絵を即興で描くパフォーマンスも。また、不倫報道後、NHK・Eテレのドキュメンタリー番組「浦沢直樹の漫勉」が、終了するのではないかという「ウワサがある」と自ら触れつつ「終わらないから」と語った。

 浦沢氏は、同展に出展している子供の頃に描いた絵なども紹介し、思い出を語り、ファンをわかせた。同展は来年1月25日まで。一般1300円。代表作の原画や、構想メモなどを展示している。