NHK大河ドラマ「真田丸」の4日(NHK総合午後8時)の平均視聴率が16・1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが5日わかった。前週は15・3%だった。

 4日の回は、真田幸村(信繁=堺雅人)が家康(内野聖陽)の陣に対し夜襲を命じる。幸村は家康が奇襲に怯えて京に戻ることを見越し、佐助(藤井隆)に家康暗殺を命じる。暗殺は成功したかに見えたが家康は影武者で、計画は失敗に終わる。

 家康との頭脳戦が展開する中、作兵衛(藤本隆宏)らが大坂城内で野菜を作っていた畑から、利休の刻印の入った桐箱が見つかる。以前、千利休の茶室があったその場所からみつかった箱の中には「馬上筒」と呼ばれる不思議な型の銃が収まっていた。幸村はこの銃を使い、家康の首を狙おうと考える。

 江戸の真田屋敷にいる幸村の兄信之(大泉洋)に幸村からの書状が届く。そこには、信之の息子たちと対面した喜びと、娘の将来を案じる思いが記されていた。家康と刺し違えようという幸村の真意を悟った信之は「弟は死ぬつもりだ」と大坂へ向かおうとする、という内容だった。

 作中、佐助が家康暗殺へ出立するに際し「もし無事に帰ってきたら…夫婦になってもらえませんか?」ときり(長沢まさみ)に求婚するも、速攻で「ごめんなさい」と断られ、「はっ」と風のように消え去り撃沈。以前、関ヶ原の戦いを1分足らずの報告のみで「ナレ死」させたこともあった佐助の秒殺ぶりにインターネット上では「早っ」「佐助どんまい」「きりちゃんナイスすぎ」などの声があがった。