第40回日本アカデミー賞の優秀賞が16日、都内で発表された。

 興行収入200億円を越える大ヒットとなったアニメ映画「君の名は。」は、優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞に加え、RADWIMPSが優秀音楽賞を受賞した。

 「怒り」は、宮崎あおいが優秀主演女優賞に、妻夫木聡と森山未来が優秀助演男優賞に、広瀬すずが優秀助演女優賞に選ばれるなど、正賞で最多の11部門12受賞となった。正賞外賞では、佐久本宝が新人俳優賞に選ばれた。「シン・ゴジラ」が10部門11受賞、「64-ロクヨン-」が10部門と坂口健太郎の新人俳優賞で続いた。

 授賞式は3月3日に行われ、日本アカデミー賞協会副会長の西田敏行、前年度「百円の恋」で最優秀主演女優賞を獲得した安藤サクラが司会を務める。安藤は「本年度の映画をすごく楽しませてもらった。すごい方々と一気にお会いできることはなかなかないので、一映画ファンとして楽しみたい」と声を弾ませた。