宝塚歌劇月組公演「グランドホテル」「カルーセル輪舞曲」(3月26日まで)が21日、東京宝塚劇場で初日を迎えた。「グランド-」はホテルを舞台に人間模様を描くブロードウェー・ミュージカルで、89年のブロードウェー版初演を演出・振り付けしたトミー・チューンが来日して特別監修した。「カルーセル」は日本初レビュー「モン・パリ」誕生から90周年を記念したレビュー。

 新トップスターとしてお披露目公演となる珠城りょうは「これまでのトップの方は太陽のような存在だった。私もみんなを照らすような、大きい、明るい存在でいたい」。「グランド」では男爵を演じるが、「影というか、危険な香りを持つ、男役冥利(みょうり)に尽きる役。新鮮な気持ちで頑張ります」。