1月スタートの連続ドラマ、フジテレビ系「大貧乏」(日曜午後9時)の12日最終話の平均視聴率が4・4%(関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べでわかった。前週第9話は4・7%だった。

 同ドラマは“お金”と“愛”をテーマにしたオリジナルのヒューマン・コメディー。権力者の欲により無一文に追い込まれたシングルマザー(小雪)が、理不尽な社会に立ち向かう奮闘劇だ。同時間帯の裏番組「A LIFE~愛しき人~」(TBS系)に小雪の夫、松山ケンイチが出演しており、夫婦によるガチンコ視聴率対決も注目されたが「大貧乏」は初回の7・7%が最高で、その後は5%前後で低調に終わった。

 最終話は、ゆず子(小雪)たちの奮闘空しく、浜中電子工業の株は上場され、天満(奥田瑛二)は多額の利益を手に入れた。さらに、天満は国外逃亡を図る。新一(伊藤淳史)の落胆は激しく、浜中を詐欺罪で刑事告訴すると息巻くが、ゆず子は目的は会社を潰すことではない、と諭す。浜中とは250億円を返済し、製品の不具合を公表することで和解。そして、ゆず子は柿原との代理人契約を終了させる、という内容だった。