少年隊の東山紀之(50)、女優中山美穂(47)が21日、都内で行われたテレビ東京系特別ドラマ「花実のない森」(29日午後9時)の発表会見に出席した。85年デビューの同期で今回がドラマ初共演。松本清張原作のミステリアスな愛の物語で、濃厚なラブシーンも演じる。

 85年12月12日、少年隊としてデビューした東山は「(昨年12月12日の)デビュー日に中山さんとキスシーンの撮影をしたので、ご褒美をいただいたような気持ちになり、ワクワクしながら演技させていただいた」を笑顔で話した。

 演じるのは、周囲の男性が次々と不審死を遂げる謎の女性を演じる中山に、一目ぼれする広告会社社員。2人はフジテレビ系音楽番組「夜のヒットスタジオ」シリーズ(90年終了)で共演歴があり、東山は「30数年前(同番組で)中山さんを見た時、なんて美しい人がこの世にいるのかって思ったことを思い出した。とても感慨深いものがある」。中山も「東山さんは本当に変わらない。現場ではスタッフさんに『こうしたほうがいいんじゃない』と提案したり、場を盛り上げる方でしたので、とても楽しかったです」と笑顔をみせた。

 昨年12月に撮影。東山は「クリスマスイブにベッドシーンを撮影して、これもご褒美のようだった。おかげで大変な撮影も乗り切れた。中山さんは僕の人生で大切な人になった」。中山も「東山さんは、けっこう体当たりなタイプだと思いました」と笑わせ、「東山さんの魅力に引っ張られながらやれました」。

 同ドラマは同局が3週連続で放送する特別ドラマの第1弾。同作は、松本清張作品の中でドラマ化されたことのない幻の名作が原作で、東山と中山のほか、小沢征悦、相武紗季、大和田獏、渡辺いっけいら豪華キャストが出演する。