TBSは10日、同局系列の月曜名作劇場「税務調査官 窓際太郎の事件簿32」(5月8日午後8時放送)で、大相撲の元大関で格闘家の把瑠都凱斗(32)が俳優に初挑戦することを発表した。

 作品は小林稔侍演じる表向きはダメ税務署員の窓辺太郎が、庶民の味方となって政財界の癒着を暴く物語。把瑠都は窓辺が立ち寄る鮮魚店の店員。店長役の井手らっきょと小林のアドリブに、せりふを言うタイミングをつかめず目を白黒させる場面もあったが、すぐに緊張も解けてスタッフからのアドバイスにもうまく対応した。共演した事務所の先輩の井手は「緊張しているかと思ったら、お店の方が出してくださったマグロをバクバク食べているんですよ。井手さんもどうですか? なんて勧めてきたりして」と笑った。

 把瑠都は台本のせりふをマネジャーにローマ字に直してもらい覚えたという。「マネジャーの書いたものが間違ってて、それで覚えちゃったので現場でNGを出して大変でした」とエピソードを明かした。今後の俳優業については「身体も大きいし、見ため的にも悪いやつとか、そっち系じゃないですか? 悪役とか用心棒とか。自分からこれをやりたいとか考えたことないけれど『やりなさい』と言われたらどんな役でもやりますよ」と意欲的だった。