トム・クルーズ(55)が現地時間の13日、ロンドン市内で新作「ミッション:インポッシブル 6 (仮題)」のスタントシーンを撮影中にケガを負ったようだ。

 米情報サイトTMZなどが公開したビデオには、身体に命綱をつけたクルーズが、建物から建物へと飛び移るシーンを撮影している最中、着地がうまくいかず、建物の壁に身体を思い切りたたきつけられた様子が映っている。

 なんとか建物の屋上に這い上がったクルーズだが、足を引きずって歩いた後、しばらくその場に膝をつき、うずくまっている姿が映っている。しばらくして立ち上がると、スタッフらの誘導のもと、再びもとの建物へと飛び移って行った。

 クルーズのケガの程度や詳細についてはまだ不明のままで、クルーズの広報や製作会社のパラマントもコメントを発表していない。

 人気アクション・シリーズの6作目となる同作品は、今年4月よりパリ市内でクランクイン。ストーリーの詳細は明かされていないが、クルーズ本人が演じる超絶スタントが目玉となっている同シリーズ。

 前作「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」(2015年)では、約1500メートルの上空を時速400キロで飛ぶ軍用機の扉にぶらさがる決死のアクションを披露している。

 前作に続き、共同プロデューサーを務める米スカイダンス・プロダクションCEOのデビッド・エリソン氏は、「トムは今作で、今までやってきたことの全てを超える。彼は前作の撮影が終了した直後から1年間にわたり、トレーニングに励んできた。今回も、驚嘆すべきスタントを見せてくれるだろう」と語っていた。(ニューヨーク=鹿目直子)