人気ロックバンド、THE YELLOW MONKEY(ザ・イエロー・モンキー)が10日、約17年ぶりの東京ドーム公演を行った。

 メンバーは高さ9メートル40センチの巨大卵の中から登場。ボーカル吉井和哉(51)は超満員の会場を見渡しながら「たまらんねー」とうれしそうに言った。前日9日に続く2日間公演で、計10万人を動員した。イエモンは01年1月の東京ドーム初公演を最後に活動休止し、04年に解散。昨年から活動再開している。

 2時間半にわたり、代表曲「JAM」「SPARK」など23曲を披露。「LOVE LOVE SHOW」では、吉井が「おねえさん」の歌詞を変えて「世界のお姉さん!」と歌い出すと、各国出身のモデル40人が花道に登場。吉井は花道を歩いて歌いながら、モデルと踊ったり、ボディータッチをしたりした。

 約17年を経ての2回目の東京ドーム公演。吉井は「初めてここでロックコンサートを見たのは、90年のデビッド・ボウイ。こんなデッカイところでは無理だと思った。またここで、復活のライブを、しかも2日間もやれるとは。あのころの自分に言ってやりたい。『何も心配ない』と」と感激の面持ちを見せた。

 今月28日に福岡・ヤフオク!ドームでも公演を行う。