鳥山明氏原作の漫画「ドラゴンボール」の新作アニメ映画が製作され、18年12月に公開されることが決定した。16日に千葉・幕張メッセで行われた「ジャンプフェスタ2018」で発表された。

 1986年(昭61)の「東映まんがまつり」からスタートし、通算20作目となる「ドラゴンボール」劇場版シリーズの新作は、15年の前作「ドラゴンボールZ 復活の『F』」に引き続き、鳥山氏が原作、脚本、キャラクターデザインを担当する。

 テーマは「悟空の強さの原点=サイヤ人!?」、「宇宙最強の戦闘民族・サイヤ人」だ。映画としては17年ぶりの公開となった13年の前々作「-神と神」以降、主人公の孫悟空(声=野沢雅子)たちサイヤ人は、超サイヤ人ゴッド、ブルーといった新たな進化を遂げてきた。そして、サイヤ人に負けじと、さまざまな宇宙の強戦士が登場してきた。その中で今回の新作映画は、改めて宇宙最強の戦闘民族サイヤ人の存在、悟空たちの強さの原点を描いた、原点回帰的な作品になるという。

 劇場版ではクウラ、ブロリー、ボージャック、ジャネンバなど、今でも愛される数々の名キャラクターが生まれてきた。そして「-神と神」、「-復活の『F』」の映画2本、そしてフジテレビ系で放送中の「ドラゴンボール超」(日曜午前9時)と「ドラゴンボール」の世界観は拡大を続けている。時代を超えて「もっと強いキャラクターを」、「もっと面白い物語を」追求し続けてきた劇場版シリーズが、20作目のメモリアルにふさわしく、スケール・クオリティーともにシリーズ最高のものにするべく現在、鋭意製作中だ。鳥山氏が手がけたイメージイラストも既に、これまでにないほどのものが上がっているという。