今月18日、北原里英(26)が、NGT48を卒業しました。約10年間アイドルとして活動してきた北原とはどんな人物だったのか。グループでは先輩でしたが、同い年で普段から仲が良い高橋みなみ(27)に話を聞きました。

 その中で、今後は女優業が中心となる北原に向けて、高橋からエールやアドバイスを求めたところ、興味深いことを話してくれました。

 高橋 ほぼ毎週末にある握手会がなくなる一方で、ファンの方との距離ができる寂しさが、実はすごくあるんです。私はまだ歌手としての活動でライブがあったり、ファンと会うような機会がありますが、女優さんだとなかなかなかったりするので、自分でファンクラブを作ったりしないとできなかったりします。ファンの皆さんと、どうコミュニケーションをとっていくのかが難しい。やっぱりファンの方は大事ですから。

 高橋はグループを卒業してちょうど2年がたちましたが、改めてファンの大切さを身に染みて感じているようです。AKB48グループは、劇場公演や握手会が日常的にあるため、ファンと直接的な交流が“普通”で、演者にとっても、ファンにとっても、そこから離れれば必然的に距離が生まれてしまいます。

 昨今ではSNSも興隆して、ファンとのコミュニケーションをとれる機会があるものの、さらに女優業だと、映画の舞台あいさつなどはあるものの、基本的にはメディアを通じて目にすることが多く、直接的にファンと交流を深める機会というのは、少なくなってしまいます。

 そういえば、5月1日にNMB48を卒業する市川美織(24)もインタビューで「今後はファンクラブを作って、イベントもやっていきたい」ということを強調していました。島崎遥香、小嶋陽菜、渡辺麻友らも卒業に合わせて個人のファンクラブを立ち上げたり、ホームページを作るなどして、SNS以外にもファンとの距離を保つ工夫をしています。北原も関係者によると、今後は何かしらの形で、ファンとの交流の機会をつくることを検討しているそうです。

 「Face to face」だからこその課題かもしれませんが、逆にファンの存在や顔が分かりにくい一般の芸能人よりは、安心感があったり、心強くもあるのだと思います。ファンあっての芸能人。付き合い方もさまざまです。