テレビ東京が4日発表した08年9月中間連結決算は、純損益が3億9400万円の赤字(前年同期は10億2800万円の黒字)に転落した。株価下落で保有株式の評価損を計上したことに加え広告収入が大幅に減ったためで、中間赤字は連結決算を始めた01年9月以来初めて。

 売上高はほぼ横ばいとなったが、株式の評価損など約3億8000万円の特別損失を計上したほか、製造業を中心に広告収入が落ち込んだ。

 業績不振の責任を明確化するため、会長、社長を含む取締役計15人を対象にした7月から実施中の役員報酬の返上を拡大。10月からは10~20%返上する。

 09年3月期も純損益は、1億円の赤字に転落する見通し。従来予想は18億円の黒字だった。