韓国の警察当局は26日、麻薬使用の疑いで、韓国のサスペンスドラマ「魔王」などに出演した人気俳優、チュ・ジフン容疑者(26)を書類送検した。聯合ニュースが伝えた。

 チュ容疑者は昨年3月、知人が日本から密輸入した合成麻薬「エクスタシー」などを2度使用した疑い。ほかに2人が同容疑で書類送検された。

 チュ容疑者はモデル出身で、05年に俳優としてデビュー。ドラマ「宮」で注目を浴び、日本でも放送されて人気を集める韓流スターの1人。「魔王」でも主役の1人を務めた。

 使用した麻薬は、知人の俳優(28)とモデル(26)の2容疑者から入手。知人の俳優はモデルらから資金を受け取り、07年8月から1年間、14回にわたって日本に渡航して麻薬を購入し、密輸入していた疑いが持たれている。

 同ニュースによると、韓国で芸能人が自ら麻薬を密輸入し、摘発されたケースは初めて。警察当局は、資金の提供者や麻薬の使用者がさらにいるとみて、捜査を拡大していく方針という。

 [2009年4月26日17時13分]ソーシャルブックマーク