NHKは17日、50作目となる2011年の大河ドラマが、徳川2代将軍秀忠の正室、江(ごう)の人生を描く「江~姫たちの戦国~」に決まったと発表した。脚本は「篤姫」を手掛けた田渕久美子さん。

 江は織田信長の妹、お市の三女として出生。豊臣秀吉の妻となった淀は姉にあたる。生後間もなく父浅井長政を信長に攻め滅ぼされ、その後も夫との離縁や死別など波乱に満ちた人生を送り、将軍の正室となる。

 田渕さんは「50作目という節目の作品を書かせてもらえて光栄。篤姫とは全く違う女性になると思うが、魅力のあるヒロインを作りたい」と意気込みを語った。

 屋敷陽太朗チーフプロデューサーは「江は水のように形を変えながら、たくましく生きた女性だと思う。その強さに魅力を感じた」と話した。

 [2009年6月17日19時56分]ソーシャルブックマーク