女優酒井法子容疑者(38)が覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された事件で、酒井容疑者が姿を消していた間、知人に連絡して警視庁の様子を見に行ってもらっていたことが10日、警視庁への取材で分かった。

 組織犯罪対策5課は、出頭への迷いがあったとみて詳しい経緯を捜査。10日午前、酒井容疑者を同法違反容疑で送検した。

 組対5課によると、酒井容疑者は4日に捜索願が出ていることを知り、知人に連絡。夫の高相祐一容疑者(41)が逮捕された渋谷署と、自分の捜索願が出された赤坂署の様子を見に行ってもらった。その結果、報道関係者らであふれ返っていることを知り「パニック状態になり、どうすればいいか分からなくなった」という。

 同課はこうした供述などから、酒井容疑者は夫の逮捕で気が動転し出頭を迷ったとの見方を強めており、積極的に逃げる意思は強くなかったとみて調べている。

 [2009年8月10日9時13分]ソーシャルブックマーク