覚せい剤取締法違反の罪で起訴された女優酒井法子被告(38)の弟で、福岡市内で覚せい剤を使用したとして同罪に問われた自動車販売仲介業酒井健被告(30=同市早良区)の判決で、福岡地裁は28日、懲役2年6月(求刑懲役3年)を言い渡した。

 判決理由で溝国禎久裁判官は「動機や経緯に酌むべき点は皆無。覚せい剤取締法違反の前科もあり、服役を終えてわずか1カ月余りで犯行に及んだ。再び覚せい剤を使う危険性は相当高い」と指摘、「二度と周りの人に迷惑を掛けないようにしてほしい」と説諭した。

 健被告は起訴内容を認め、被告人質問では姉の逮捕にも触れ「姉とともに薬をしっかりとやめたい」と供述していた。

 判決によると、健被告は6月、福岡市中央区内を走行中の車で、覚せい剤の入ったカプセルをのみ込んだ。

 [2009年9月28日13時27分]ソーシャルブックマーク