歌手中村あゆみ(43)が29日、東京・新宿ステーションスクエアで、デビューした年の84年11月3日のライブ以来、26年ぶりに同所で歌った。新カバーアルバム「VOICE3~青春の光と影~」発売を記念したイベントには、800人のファンが集まり、まさに「駅前ジャック状態」になった。中村は往年の名曲「翼の折れたエンジェル」、またアルバムに収録されたカバー曲「東へ西へ」など6曲を熱唱。「私くらいの年代の人は、子どもがいて音楽から遠のいていく。私がそんな人たちを呼び止めて、楽しいところに引っ張っていきたい」と笑顔で呼びかけた。歌っている中村も、聴いているファンも、ライブ終盤には涙を流す、感動的なライブだった。

 [2010年4月29日17時51分]ソーシャルブックマーク