覚せい剤取締法違反などの罪に問われたタレント田代まさし被告(54)の第2回公判が14日、横浜地裁(香川礼子裁判官)であり、田代被告は被告人質問で「仕事で行ったイベントの握手会で、男から大麻を手渡された」と、薬物に再び手を出したきっかけを述べた。

 また交際相手の美容師荒井千恵子被告(50)と、薬物の共同所持をしたかについて聞かれると「彼女の家で何回か薬物を使ったことはあります。でも彼女は準備のいい子なので、部屋に準備してあるの(薬物)を使った。保管場所は一切知らない」などと否認した。

 田代被告は黒いスーツに白いシャツ姿。眼鏡をかけ、弁護人の質問にはきはきと答えていた。

 起訴状によると、昨年9月16日に横浜市中区の駐車場でコカイン0・87グラムを所持したほか、交際相手の女性とともに覚せい剤約10グラムとコカイン約8グラムを共同所持。9月上旬、神奈川県内や都内で覚せい剤を使用したとしている。

 田代被告はこれまでに2回、薬物事件で有罪判決を受けている。

 次回公判は3月1日に、同地裁で行われる。

 

 [2011年1月14日12時58分]ソーシャルブックマーク