放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は31日、BS11の報道番組「“自”論対論

 参議院発」について「一党一派に偏った番組で政治的な公平性に問題があった」として、審議することを決めた。

 番組は1月から3月30日まで全11回放送。自民党の山本一太、丸川珠代両参院議員が司会を務め、出演者も全員が自民党の国会議員だった。

 同委員会によると、BS11は「別の時間帯に他の政党を扱うなど、編成全体で公平性を保つようにしている」と説明しているが、川端和治委員長は「自民党に一定の時間を丸投げした。問題性は明らかだ」と指摘した。