タレント森泉(28)が1日、都内で行われた米国プレミアム動画配信サイト「Hulu(フールー)」の日本上陸発表会にトークゲストで登場した。

 インターネットを通じて、人気テレビドラマや映画をオンデマンド視聴できるサービスがこの日スタート。「ワクワクします。仕事の合間に楽屋で見られたら便利ですよね」と大歓迎。高校3年間を米全寮制スクールで過ごした。「宿舎にテレビがなくて、みんなで部屋に集まって、パソコンでわいわいやりながらドラマを見ていた」と懐かしそうに振り返った。

 同サイトでは月額固定1480円で、「パイレーツ・オブ・カリビアン」「アルマゲドン」「メン・イン・ブラック」など米ハリウッド映画や、「24」「フリンジ」「ゴシップガールズ」「LOST」「プリズン・ブレーク」「アグリー・ベティー」といった海外ドラマを、テレビやパソコン、携帯電話、タブレット型端末などで、場所や時間に制約されず、広告なしで視聴できる。1カ月無料視聴キャンペーンもスタートさせた(http://www.hulu.jp)。

 Huluが米国以外でサービス展開するのは初めて。「日本は大きな市場規模があり、ネットが成熟している」(同社ジェイソン・カイラーCEO)と進出理由を挙げた。日本進出にあたって「日本の映画、ドラマ、アニメのコンテンツも加えていきたい。現在、さまざまなメディアと交渉中で、近々にラインアップを発表したい」(日本支社)としている。森も「休日が楽しみですね。睡眠時間だけはなくさないようにしないと」と期待を込めた。

 同社は07年、NBCユニバーサルとニューズコーポレーションが設立、その後ディズニーなども加わった。若者のテレビ視聴スタイルを変えた革新的なサービスとして話題を集めた。米では広告入りの無料視聴版も展開。DVDレンタルと激しい競争を演じており今後、日本でもレンタルサービスやCS放送、ケーブル放送局などと競合する可能性がある。