歌手西城秀樹(57)が17日、東京・福家書店新宿サブナード店で、著書「ありのままに

 『三度目の人生』を生きる」の発売記念握手会を開催した。

 握手会前の記者会見には、ゆっくりした足取りで登場し、カメラに向かって笑顔を見せた。昨年12月に2度目の脳梗塞で倒れたが、懸命なリハビリをへて復帰したことについて「いろいろと、刺激がありました。家族とか、幸せの価値観が変わった気がします。見えなかったものが、見えてきました」と心境を語った。体調については「頑張ってますね。日常生活において、困ることはないですね、はい」とゆっくりした口調で話した。

 先月7日にトークショーで「60歳を過ぎたら歌の世界をやめようと思う」と発言してファンを驚かせたことについては、「僕は、言った覚えはまったくないんですけどね。あれは、活字が一人歩きしただけです」とした。その上で、「歌手としても、歌でメッセージを伝えていきたいですし。それだけじゃなくて、視野を広げていきたい」と先を見据えた。

 会見後に行われた握手会では、限定300人のファンと笑顔で握手していた。