2012年ミス・インターナショナル世界大会で優勝したモデル吉松育美(25)が28日、母校の佐賀県鳥栖市立鳥栖北小学校を訪れ、児童約820人に「お互いを尊敬し合う気持ちが大切。平和な世界をつくろう」と訴えた。

 反戦運動を続けてきたフォークグループ「ピーター・ポール&マリー」(PPM)のピーター・ヤーローさん(74)も参加。「平和とは戦争が無いだけでなく、みんなの心が穏やかであること」と呼び掛けた。さらにインターネットを利用したテレビ電話「スカイプ」を使い、米カリフォルニア州サクラメントのノーウッド中学校の生徒らと対面した。

 児童や生徒たちはPPMの代表曲「パフ」を合唱し、日ごろの生活を互いに質問。「友達をいじめたり、からかったりせず、心を一つにした学校にしたい」などの意見が出た。

 2人の訪問は、吉松が提唱する「学生外交グローバルネットワーク」の一環で、子どもたちが海外交流を通じて平和を学ぶことを目的にしている。

 [2013年2月28日20時39分]日刊スポーツのオススメ