お笑いコンビ、ウーマンラッシュアワーの中川パラダイス(33)が29日、ラジオ番組「ウーマンラッシュアワーのオールナイトニッポン0(ZERO)」で、一時的に記憶喪失に陥っていたことを明かした。

 網膜剥離(はくり)手術のため25日まで入院していた中川。退院後初めてのラジオ出演となったが、手術をしていた左目ではなく、右目の周囲にアザができていることを指摘されると、寝ぼけてベッドから転落して床で顔面を強打したこと明かした。

 ぶつけた瞬間、何が起きたのか分からず、記憶が飛んだという。あまりの痛さに、誰かに殴られたのかと漠然と思いながらも、誰もいない暗い部屋でパニック状態に陥っていたという中川は、さらにその時、「あれ?

 おれ、誰や?」と自分のことさえも分からなくなったという。そして一番最初に脳裏に浮かんできたのは、なんと相方である村本大輔(33)の顔。最初はそれが誰なのか分からなかったが、次第に「知ってる…」「芸人や!」「あ、村本や!」と少しずつ記憶がよみがえっていったのだそうだ。

 その後、自身の長男の顔が浮かんでくるも、それも分からず、自分が結婚して子どもが居るという記憶さえ、一時的になくなっていたという。「パラダイス」という言葉も思い浮かんだが、なぜその言葉が浮かんだのかも分からず、その後しばらくして、それが自分の芸名だと思いだし、そして自身の本名や、芸人であるということを思い出すことができたそうだが、一時的に記憶喪失を体験した中川は、「いや、怖かったわ~」と振り返った。