フィギュアスケート元世界女王の安藤美姫(26)が14日に放送された「ウチくる!?」(フジテレビ系)で過去にパパラッチに悩まされ、ひきこもった経験があることを告白した。

 安藤は「オリンピックの時に外に出られなくなっちゃって引きこもっちゃった」とひきこもった過去を告白。突然の告白に驚いた司会のタレント中山秀征(47)が「選手村で?」と質問すると安藤は「違います。家で」と答え、「家族にも会えなくなっちゃって」と当時を思い返した。当時の証言者として、スケート仲間で同じ大学の1年先輩で20年来の友人である曾根美樹さん(28)が登場。安藤はひきこもった時に「根気強く家に来てくれて」と当時、曾根さんに支えられたといい、曾根さんは「連絡して会えるまでずっと待っていた」と懐かしそうに振り返った。

 引きこもりの理由について、中山が「オリッピックの重圧で?」と聞くと、安藤はそれを否定し、「結構、毎日のように、いわゆるカメラの人が家の草むらの所で待っていたりとかして」とパパラッチの存在に悩まされていたとし、「試合があるごとに週刊誌とか胸元とか勝手に撮られて、そういう系の雑誌に載せられて、そういう目で見られたりするのがスゴく嫌」だったと人目が怖くなったことが原因だったと明かした。

 人目が怖くなった安藤は、その頃は自宅でしか人に会えなかったといい、さらに部屋のドアにタンスを置いて「部屋から出てこなかった時もあった」と衝撃の告白も。そんな安藤を曾根さんは「こちらからあまり必要以上に声は掛けなかった」といい、「ただただ連絡をして、電話を取ってくれた時には『今どう?』みたいな」感じで、安藤自ら話してくれたことだけに耳を傾けて支えていたという。

 最後に、曾根さんから安藤宛てに「2人の関係の原点はトリノオリッピック」などという内容の手紙を朗読され、涙を浮かべた安藤だったが、今後について中山から問われると「9歳からの夢」というスケートの先生になりたいと笑顔で語った。